おはようございます。現場監督です。皆さん連休はいかがお過ごしでしょうか?
ちなみにワタシの連休はこんな感じ
さて、現場のほうです
鉄筋を組んでいきます。ここでの現場監督の重要な仕事は「定着長さとかぶり厚のチェック」となります。
定着長さとは?
鉄筋の重ね合わせ部分の長さのことです。単位は”D” 40Dと示された場合は鉄筋の直径の40倍の長さが定着長さとなります。
続いてかぶり厚とは?
引っ張りに強い鉄筋、圧縮に強いコンクリートですが最強の組み合わせになるためには
「鉄筋がある程度コンクリートに埋まっている」
必要があるわけです。
なお、錆びやすい鉄筋をアルカリ性のコンクリートの中に入れることで錆びにくくさせるはたらきも重要な働きです。
潮風、台風、放置といった悪条件トリオの「軍艦島30号棟」
https://www.gunkanjima-tour.jp/gunkanjima/change.html
こちらの建物1916年竣工、100年以上たった現在崩壊が始まっていることを考えるとかぶり厚さの重要性がよく分かると思います。
さて、最近の住宅・・・
「鉄筋マシマシ、モリモリ、パワーアップ競争」
がはげしいです。他社の批判をする気はないのですけどね・・・
そこまで鉄筋が必要なら地盤を疑ったほうが・・・・?なんて思っています。
なお、こちらの現場ですがこれでも「建築基準法に定められた2倍の鉄筋」が入っています。
ちなみに現場監督の自宅の2倍の鉄筋が入っています。
「恥をかかない程度に」
「鉄筋マシマシです」
当然のことですが配筋検査も合格しております。
さて、次の工程
現場にコンクリートポンプとミキサー車が到着
コンクリートを打っていきます。
ある程度コンクリートが固まったらコテで仕上げて作業完了
ちなみにこちらの現場、本日の作業で33トンものコンクリートを打っております。