現場監督です
前回のコンクリート施工翌日に雨が降りました。
よくある質問です
「打った翌日に雨に濡れても大丈夫!?」
コンクリートが固まってさえいれば大丈夫です(キッパリ
よくある質問です。コンクリートは「乾いて固まる」のではなく「水によるセメントの化学反応」によって固まるからです。
そのためコンクリートは水の中でも固まります。
「初期の乾燥を抑えれば強度が上がる」
ということです。
めぐみの雨、というにはおおげさです・・・現場監督的に・・・
「ちょうどいいタイミングで雨が降ってくれた」
わけです。なお急に気温が上がり出したこちらの現場・・・もし雨が降らなかったら・・・
「現場監督が散水しに行きます」
とこれぐらい初期の乾燥を抑えることは重要なわけです。
さて、現場の状況
太い金物がホールダウン金物 コンクリートの硬化後は2トン以上の「引き抜き力」に耐える金物 こちらの現場では10本入ります。
手前の細い金物がアンカーボルト こちら1トン程度の力に耐えます。 こちらの現場 使用本数
92本
使用しています。大きくおおげさに書きましたが特別なことではありません。
さて、現場にポンプとミキサー再び
立ち上がり部分のコンクリートを打っていきます。コンクリート用のバイブレーターで丹念に空気を抜きながらの作業です。
今日の仕事で一番重要な部分は?
「基礎天端(てんば)の高さ」
が均一であることが一番重要です。
レベラーという「トロトロした」材料を注ぎ込み仕上げます。
流動性が高いため「勝手に水平になってくれる」いい材料のような気がしますが・・・
「そんなに甘くはありません」
無神経に注ぐと高さがバラバラになってしまいます。慎重に・・慎重に注いでいきます。
さて、作業終了♪
安全管理、品質管理、大切なことはたくさんあります。
今日の工程に限って言えば
「近くに野良猫がいない」
ことが重要です
いらすとやさんより
なぜかコンクリートを打つと猫が来る
「現場の七不思議」
の一つです
おそらく「なわばりの景色が変わった」とか「匂いが変わった」とかなのでしょう。
この現象特に冬によく起こります。ナンデ・・・??(・・?
コンクリートが化学反応で固まるといった話がありました。
固まりはじめたコンクリートって
「あったかい」んです。ちょうど人肌ぐらいに・・・